
スマートドアベルで遠く離れた場所で来客応対

スマートドアベルは、ここ数年注目を集めている今とてもホットな製品です。
2021年にはGoogleが「Google Nest Doorbell」を発売し、2022年にはAmazonが「Ring Video Doorbell 4」を日本で発売開始しました。
スマートドアベル導入メリット

遠隔での来客対応ができると、デイサービスのお迎えスタッフの方や介護ヘルパーさんとも日常的に情報交換などすることができますし、近所の人などとも交流機会も増えます。
私が実家で導入してとてもよかったと思ったのは、母のことを心配して訪ねてきてくれる人たちとも連携できるようになったことです。母は日中も寝ていることが増え、また誰が来たのかモニター設置場所まで行き確認するのが億劫で、居留守を使ってしまうことが増えていました。
スマートドアベル導入で来客を私が遠方から確認できるようになったので、「ちょっと待っていてください」と言って待たせ、寝室の母に「○○さんが来てくれたよ」とカメラ越しに呼びかけることができるようになりました。
またリビングのスマートディスプレイで玄関前を映し出せるので、母にとっても来客が一目瞭然となり、デイサービスのお迎えやヘルパーさんの招き入れもスムーズになりました。
スマートロックも組み合わせれば遠隔解錠ができ、さらに便利です。
スマートドアベルの製品ラインナップ

Amazonが2022年に日本で発売開始したスマートドアベルです。米国でネットワークカメラなどを専門に販売してきた「Ring」の製品で、Ringは数年前にAmazonに買収されました。非常に高機能で、アプリでも様々な設定が可能です。Wi-Fi電波がそれほど強くない場所でも、かなり鮮明な映像です。
Amazonでの価格は23,980円で、2023年1月8日時点では楽天市場のほうが安くなっていました(18,980円)。取付用のパーツやチャイムなど、アクセサリーもいろいろ用意されています。

Googleのスマートドアベルです。最近は店舗や施設での導入もよく見かけるようになりました。スリムでとってもスタイリッシュですが、ぱっと見これがドアベルとわからないかもしれないのが悩ましいところ。機能も充実しています。
Google公式ストアでの販売価格は23,900円なので、Amazonや楽天市場のほうが安く買えます。

アメリカでは知名度も高いホームセキュリティカメラのメーカーです。私も実家のネットワークカメラはArloを使っています。Amazonでの価格は23,980円です。
設置は簡単で配線工事も不要

一般的なインターホンは、玄関にカメラ付きのドアホンを、そして室内にモニターを設置します。その間は有線で接続し、場合によってはコンセント増設なども必要となります。
スマートドアベルはバッテリー充電式で、映像データもWi-Fi接続で送信するため面倒な配線作業はありません。本体を強力両面テープで扉や壁に貼り付けたり、インターホン取り外し跡を利用して設置すれば、後はアプリ上で設定するだけです。
電気工事士に作業依頼する必要もなく素人でも簡単にできます。
玄関までWI-Fi電波が届きにくい場合は?
間取りによっては、玄関がルーター設置場所が離れていてWi-Fi電波が弱く、LIVE映像が途切れてしまうなど不安定な状況になることもあります。
ちょっと位置をずらすだけで改善する場合もあるので、強力両面テープで貼り付ける前に、仮留めしてWI-Fi電波を調べてみましょう。スマホアプリで調べることもできます。
また、ルーターの置き場所をより玄関に近いところにしたり、Wi-Fi中継器で改善する方法もあります。
両面テープ貼付けだけで大丈夫なの?
スマートドアベルは、いろいろな取付方法がありますが、一番手頃なのは「強力両面テープでの貼付け」です。貼り付けるのは本体ではなく台座で、本体は割と簡単に外せます。
なので「盗まれないんだろうか?」と心配になる方もいるでしょう。
実はメーカーが盗難補償を付けています。
まずRingですが、盗難被害にあった場合無償交換してくれます。警察に被害届けをし、その届け出証明書を発行してもらい、オンラインフォームから報告をすることで端末を無償交換してくれます。
詳細の条件などはこちらをご覧ください。
Googleも同様の補償があります(詳細はこちら)。
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