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実家スマートホーム化はDIYでできる?費用は?

DIYスマートホーム化は実はとってもカンタン。家電製品を新しく買う必要もなく、4000円前後のスマートリモコンを設置するだけで、今あるエアコンやテレビをインターネット経由で遠隔操作することもできちゃうんです。

実は簡単な「スマートホーム化」。
しかもやり始めると楽しくてちょっとはまるほどです。

インターネット接続が可能な最新のIoT家電に買い替えなくても、スマートホーム化はできます。鍵となるのは「スマートリモコン」と呼ばれるもの。既存家電製品や照明器具などをインターネット経由で操作できるようになり、さらに他の製品を組み合わせれば、音声操作や自動化なども実現できます。

基本は「カメラ」「スマートリモコン」「スマートディスプレイ」

「DIYスマートホーム化」なんていうと、特別な知識や技術が必要と思うかもしれませんが、そんなことはありません。スマホが使えれば誰でもできます。

必要な製品は、安否確認のための「ネットワークカメラ」、そして家電製品をインターネット経由でコントロールする「スマートリモコン」、それらを音声でON/OFF操作したり、通院日程や日課を音声でリマインドしてくれる「スマートディスプレイ」などです。

  1. スマホアプリをインストールし、アカウントを作成してログイン
  2. アプリの指示に従って製品を登録する
  3. アプリで必要な設定を行う

作業としてはこんな感じです。

スマホアプリで設定は簡単

スマホアプリでの設定も難しくはありません。

上の画面は、「SwitchBot」というメーカーのアプリです。インストールして、新規アカウントを作成してログインしたら、あとはアプリ右上の「+」ボタンをタップして、製品を登録していくだけ。

アプリ上で「Wi-Fiの情報を入力する」など指示もでてきますので、それに従えばそれほど悩まずに進められるはずです。開閉センサーなどは、どのように扉に取り付ければいいのかといったアドバイスもアプリ上に表示されます。

必要なものは全部Amazonで買え、価格もリーズナブル

製品はすべて、ネットショップで買えます。

価格もそれほど高くなく、ネットワークカメラが1台3,000円~4,000円前後、スマートリモコンが「SwitchBotハブミニ」で4,000円前後と、とてもリーズナブルです。

スマートディスプレイは、「Google Nest Hub」や「Echo Show」があります。AmazonのAIアシスタント「アレクサ」が利用できる「Echo Show 8」は14,980円。カメラもついているのでビデオ通話も簡単にできます。

スマートホーム化製品の購入費用一例

気になるのは予算です。一人暮らし高齢者の見守りという前提で見積もってみました。

まずは割と手厚めのパターン。親が一日の大半を過ごす寝室と居間両方に、スマートリモコンとネットワークカメラ、スマートディスプレイ/スピーカー、温湿度計を設置し、どちらでも音声だけで家電操作を可能にし、また熱中症にならないよう室温チェックもできるようにしています。

ネットワークカメラ(居間・寝室・廊下)SwitchBot3,480円310,440円
スマートリモコン(居間)SwitchBot4,385円28,770円
開閉センサー(玄関)SwitchBot2,345円12,345円
人感センサー(トイレ・洗面所)SwitchBot2,580円25,160円
温湿度計(居間・寝室)SwitchBot1,980円23,960 円
スマートスピーカー(寝室)Amazon4,980円14,980円
スマートディスプレイ(居間)Amazon14,980円114,980円
スマートドアベル(玄関)Ring(Amazon)23,980円123,980円
緊急通知ボタン(持ち歩き用)SINGCALL2,564円12,564円
スマートロック(玄関)セサミ46,960円16,960円
84,139円

価格は2022年12月のもので、スマートスピーカーは「Echo Dot 第3世代」、スマートディスプレイは「Echo Show 8」の価格です。またスマートロックの「セサミ4」は、本体3,980円+WiFiモジュール2,980円の合計金額です。

SwitchBot製品に偏っているように思うかもしれませんが、違うメーカーのものを組み合わせると、それにつれて設定・操作が必要なアプリも増えてしまいます。なのでなるべくメーカーは揃えたほうがいいのです。その点で製品バリエーションが豊富で、見守りに必要なセンサー系も多いSwitchBotは最有力候補となるかなと思います。

上記は少々多めに設置した試算なので、ここまで必要ないということであれば下記予算でもいけます。

ネットワークカメラ(居間・寝室)SwitchBot3,480円26,960円
スマートリモコン(居間)SwitchBot4,385円14,385円
開閉センサー(玄関)SwitchBot2,345円12,345円
スマートスピーカー(居間・寝室)Amazon約2,500円2約5,000円
緊急通知ボタン(持ち歩き用)SINGCALL2,564円12,564円
21,254円

スマートスピーカーは、「Echo Dot 第3世代」の新品未開封がメルカリで2,500円前後ででていますので、それを前提にしています。スマートロックやスマートドアベルなどもあるととても便利で安心できますが、必要になった時に追加するで十分だと思います。

さらにミニマムスタートするなら、「スマートリモコン」「スマートスピーカー」「ネットワークカメラ」1台ずつを居間に設置して予算約1万円。まずはこのくらいで試してみるのがいいかもしれません。

毎月必要になる月額料金も

ランニングコストもあります。

まずインターネット料金。光回線の導入だと初期で20,000円、月額4,000~5,000円などかかりますが、Netflixなどの動画コンテンツを利用するわけでもないので、正直、光回線の導入までは必要ないと思います。

ポケット型Wi-Fiサービスなら、楽天モバイルが20GBまで税込2,178円で、モバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 2C」は実質0円です。

もうひとつ、ネットワークカメラやスマートドアベルのクラウド利用料です。動体検知で自動録画された映像を保存するためにクラウドサービスを利用すると、その月額費用が数百円~千円前後かかります。カメラにmicroSDカードを挿入して保存できる場合には、クラウドを使う必要はありません。

安否確認だけなら「見守りサービス」も

安否確認が主なら、セコムなどホームセキュリティ会社の見守りサービスもいいでしょう。

トイレなど、日常生活の中で必ず利用する場所にセンサーを設置し、一定期間反応がないと警備員がかけつけてくれるというものです。設置する機器はレンタルなら月額料金も安く済み、インターネット回線がなくても固定電話回線があればそれで大丈夫。

また電気ポットを利用すると家族にその使用状況がメールで届く象印マホービンの「みまもりほっとライン」や、電球を置き換えるだけでその中に組み込まれた通信機能により安否確認ができる「ハローライト」などもあります。

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