リモコンが苦手になっても「声」で家電や照明操作
「アレクサ、テレビを付けて」
「OK Google、エアコンを消して」
声だけで、エアコンやテレビ、天井照明のON/OFFもできるスマートホーム。
今なら、最先端のエアコンやテレビに買い替える必要はありません。4,000円前後の「スマートリモコン」を購入して設定するだけで家電製品をインターネット経由で自由に操作でき、さらにスマートスピーカーと連携させれば、声だけでの操作も可能になります。
「音声操作」は高齢者にこそ必要
声だけで操作できるというのは、認知機能が低下した人にとっては、非常に助かることなのです。
テレビでもエアコンでも、「リモコン」は欠かせない存在です。ところが認知症になると、こうした「ボタンがたくさんついているもの」の操作が苦手になってしまうのです。母も文字が読めなくなったわけではないのに、なぜか今まで10年以上も使っていたテレビのリモコンの操作に戸惑うことが増えました。
電話子機をエアコンに向けて押していたり、製品とリモコンの紐づけもちょっと混乱しているようでした。
「どのリモコンのどのボタンを押したらいいかがよくわからない」状況は、本人にとってもストレスだったのでしょう。途中で面倒になりやめてしまうことも増えていました。
スマートリモコンとスマートスピーカー(もしくはスマートディスプレイ)を導入して連携させれば、リモコンで苦労しなくても「エアコンをつけて」と言葉にするだけで家電製品が操作できるようになります。
最初の「アレクサ」「OK Google」も、こうしてテープに書いて机に貼っておけば、見ながら言えますし、そのうち覚えます。私の母は、一緒に旅行にいった先のホテルでも、テレビを付けようとして何度か「OK Google、テレビを付けて」と言ってしまったほどです。
天井照明も音声操作なら安全
家電製品だけでなく、天井照明も赤外線リモコン付きのものなら音声操作できます。夜間にトイレに行く回数の多い母のため、寝室の照明をリモコン操作できるものに変えたのですが、そもそも暗くてリモコンを見つけられないことも多かったのです。
足が弱りただでさえ転倒リスクが高いので、夜中に暗がりを歩くのは危険です。
音声操作によって、夜中でもちゃんと天井照明をつけてトイレに行けるようになりました。
こんな製品あります。
何かというと、指ロボット「SwitchBotボット」です。
こうして壁スイッチ脇に貼れば、スマホアプリ操作でスイッチを物理的に押して、天井照明のON/OFFをしてくれます。リビング照明は丸型蛍光灯×5のシャンデリアタイプだったので、リモコン化できなかったのですが、このSwitchBotボットがあれば大丈夫。
食事をキッチンからリビングに運ぶ時も、壁スイッチ操作が不要になったことで、転倒リスクが少し下がったと思います。
スマートリモコンはどれを選ぶ?
スマートリモコンは、いくつかのメーカーから発売されています。
その中で知名度が高く利用者も多いのが「SwitchBotハブミニ」と「Nature Remo」です。
私が最初に買ったのは、当時知名度も抜群に高かった「Nature Remo」ですが、その後実家をスマートホーム化する際に初めて「SwitchBotハブミニ」を購入し、今では自宅でもSwitchBotです。
個人的には、スマートリモコンを単体で使うのであれば、どちらでもいいかなと思います。Nature Remoのほうが温湿度計や人感センサーを内蔵したハイエンドモデルもあり便利かもしれません。
ただ見守り用途の場合、安否確認目的で他にも人感センサーや開閉センサー、ネットワークカメラなどいろいろな製品の設置が必要になります。製品ラインナップが充実したSwitchBotなら、それらをすべて同じアプリ内で設定・運用できますし、連携させての自動化もできます。
同様にいろいろな製品をだしているのが「@Style」です。それぞれ特徴もあり、どんな製品が必要かによっても変わっていますので、比べてみてください。
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入門編
初級編
<目的からチェック>
- 急な発病・転倒など緊急事態を早期発見
- スケジュール管理・毎日の日課リマインド
- 熱中症を防ぐ/家電製品の消し忘れチェック
- いつでも顔を見ながらコミュニケーション
- 外出・帰宅を確認/遠方から来客対応する
- リモコンが苦手になっても「声」で家電や照明操作
<モノからチェック>
- まずは手軽&安価にネット環境を作る
- 見守りの「目」になるネットワークカメラ
- 家電遠隔・自動操作するスマートリモコン
- 高齢者アシスタントはスマートディスプレイ
- 転倒や異常事態を検知するためのセンサー
- スマートドアベルで遠く離れた場所で来客応対
実践編
- 「お薬は飲みましたか?」とスマートスピーカーがリマインド
- 親にスマートスピーカーをスムーズに使ってもらう工夫
- IFTTTを使ってスマートホーム製品からLINE通知させる
- スイッチのみの昔ながらの天井照明をスマート化する
- 実家インターネット環境を「格安SIM+SIMフリーWi-Fiルーター」で構築
- アースノーマット+スマートプラグで“蚊取線香レス”環境
製品レビュー
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