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外出・帰宅を確認/遠方から来客対応する

「すごい時代ですね!」

と、近所の人やケアマネージャーさんなどにも驚かれるのが、玄関周りのスマートホーム化です。安否確認や熱中症予防と比べると優先順位は下がりますが、利便性は格段にアップします。

開閉センサーで玄関の出入りを確認

まずは「開閉センサー」です。

玄関ドアの開閉状態を検知してスマホに通知してくれます。またスマートリモコンと連携させることで、「帰宅したらリビングのエアコンを天井照明をつけ、エアコンをONにする」といった自動化も可能になります。

これは2,580円のSwitchBot開閉センサーで、開閉だけでなく動体検知・照度センサーも内蔵しています。

一時期、日時見当識障害によって病院診察日と勘違いし、タクシーを呼んで遠方の病院に向かってしまったり、曜日勘違いのまま1時間以上玄関で待ち続けるということが多発していました。帰宅できず社会福祉協議会に保護されたこともありました。

これを導入してからは、玄関に近付くだけでこちらに通知が来ますので、予定がない日であれば廊下に設置したネットワークカメラから呼びかけて外出をとどめることができます。

親の徘徊が心配な方にとっても便利なアイテムでしょう。

スマートドアベルで親の替わりに来客応対

このサイトで紹介する製品の中では、かなり値段も張るのがこのスマートドアベルです。写真はAmazonのグループ会社の製品で「Ring Video Doorbell4」というもの。価格は23,980円です。

ただ利便性は一気にアップします。

玄関に人が近付いてくると、Ringアプリをインストールしているスマホや、連携させたEcho Showに「玄関に誰かが近付いてきました」と通知がきます。

そしてスマホアプリやEcho Showで玄関前の鮮明なLIVE映像を見ることができます。マイクボタンをタップすればこちらの声も先方に聞こえますので、デイサービスのお迎えスタッフの方であれば、母が出てくるまでの間、挨拶や情報交換ができます。

買い物にいけない母のため、ネット通販もよく利用します。母がデイサービスで留守の時や、寝てしまっている時には、馴染みのスタッフなら玄関のカギをスマートロックで遠隔解錠して、荷物を玄関内に入れてもらっています。

母も、Echo Showで誰が来ているか確認できるので、出るべきかどうか迷うことがなくなり、デイサービス出発も以前よりスムーズになりました。

防犯効果もあります。高齢者の一人暮らしは、悪意をもった人達の格好のターゲットにもなります。「たまたま前を通りかかったら、お宅の屋根の瓦が浮き上がっているのが目に入ったもので・・・」という、おそらくリフォーム詐欺だろう来客が結構頻繁にあります。

判断力が弱っている高齢者は、不安をかきたてるセールストークに飲まれ、金額も確認せず印鑑をついてしまうことがありますが、スマートドアベルがあれば、自分が替わりに遠隔で応対して追い払うこともできます。

製品自体は、強力両面テープで貼り付けているだけなので、いずれ親が施設入居などで不要になれば、剥がして別の場所で使うこともでき、無駄にはなりません。

いざという時にカギを遠隔解錠できるスマートロック

スマートロックにはいろいろなタイプがありますが、古い家の昔からのカギを活かすなら、こうした「後付け」のものが便利です。写真は「SwitchBotスマートロック」で、価格は9,980円。スマートロックの中では安価なものです。

ドアの内側のつまみ(サムターン)に覆いかぶせる形で貼付け、スマホアプリで操作すると、つまみを物理的に回して解錠・施錠してくれます。

今まで通り外からはカギ穴に差し込むタイプのカギで開閉できますし、内側のスマートロック自体にもつまみがあり、手動回転で開け閉めできるので、今まで通りスマホなしでも施錠・解錠ができます。

私は親がベッドから落ちて自力で立てなくなった時、これを使って介護事業者の人に中に入ってもらい、親を助けてもらったことがあります。また宅配荷物もよく玄関の中に入れてもらっています。親が玄関の外から段ボールを運び込むのは、転倒リスクもあり危険だからです。

ヘルパーさん来訪時も、母が体調悪くてベッドに横たわっている時などは、私が替わりに解錠・施錠しています。

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