「SwitchBot学習リモコン」で複数のリモコンを1本に
私は実家の親の見守りや生活サポートのため、スマートリモコンや人感センサーなど数多くのスマートホーム製品を導入してきましたが、最も多くの製品を使わせてもらっていたのが「SwitchBot」です。
今回そのSwitchBot社から、「学習リモコン」という新ジャンルの製品が発売されました。これ、実家の親のためにスマートリモコンを導入する際、一緒に検討してみるのもありかなと思うので、軽くご紹介します。
大きさは、一般的なエアコンのリモコンサイズ程度です。上部が液晶モニターになっていて、下には割と少なめのボタン。Amazonの「Fire TV Stick」をお使いの方だと、それに似た配置だと思います。
充電式で、同梱されているうUSBケーブルを下部に差し込んで充電します。公式サイトによると、一回フル充電にすると150日利用可能とのこと。
公式サイトにはこう書かれています。
「SwitchBot学習リモコンは、1台でエアコン・テレビ・照明・扇風機・DVDプレーヤー・ステレオ・プロジェクター(※1)などの赤外線家電をまとめて操作できるので、もうリモコンを探し回る必要はありません。業界売り上げNo.1のスマートリモコン「ハブミニ」と同じ赤外線コードデータベースを使用。データベースは半年周期で更新され、現在は83,934機種(※2)のリモコンに対応しています。」
量販店などで、いわゆる「汎用リモコン」「学習リモコン」を見たことがある方もいるでしょう。「主要メーカーのエアコンならどれでもこのリモコンで操作できます」などと書いて売られていて、純正リモコンが壊れてしまった時などに重宝します。
一般的な汎用リモコンは、「エアコン用」「テレビ用」などとわかれていますが、このSwitchBot学習リモコンなら、これ一台で、テレビもエアコンも扇風機も兼務できるようになるので、
「リモコン多数でわずらわしい!一台にまとめたい!」
「だけどスマホアプリを毎回立ち上げるのは面倒」
という人によさそうです。
初期の設定は、他のSwitchBot製品とほぼ一緒で、アプリの指示に従って作業していけば、「学習リモコン」の登録も、その後の学習リモコンを使って操作したい製品の登録も完了できます。
ひとつ新鮮だったのは、既に「SwitchBotハブミニ」「SwitchBotハブ2」といったスマートリモコンを使っていて、それにエアコンやテレビを登録している場合、その情報をもとに簡単に一括追加ができることです。
私も、エアコン(ダイキン製)と天井照明(SwitchBotボットを利用)、SwitchBotカーテンは、その方法で一括追加しました。
一方、登録してあるのに出てこなかったのがHITACH製のテレビ。こちらは個別に登録しようと思って型番検索をしたものの、そこにもあがってきませんでした。ダメ元で適当な型番で登録したところ、ON-OFFも、チャンネル変更もボリューム変更もできました。
その後「同期」。
このプロセスは、スマートリモコンではなかったものです。実はこの学習リモコンは、同期によって登録設定した家電製品などの操作に必要な情報を本体にダウンロードして、その後は特にスマホとBluetooth接続したり、Wi-Fi経由でインターネット接続したりしなくても、家電や他のSwitchBot製品を赤外線やBluetooth接続で操作できるというものなのです。
この画面の「デバイス管理」を使うと、さらにボタンの割り当てなどのカスタマイズができます。
このような画面を使って、液晶モニターすぐ下の黒い4つのボタン、さらにその下の白い部分の15個のボタン(ドーナツ状のボタンの上下左右や+-などをそれぞれ1個と数えた場合)に割当てたい機能を設定することもできます。
あと「学習リモコンを探す」は、リモコンがしょっちゅう行方不明になってしまう人にとってはうれしい機能。これをタップすると、リモコンから音がでて場所を教えてくれます。
一般的なリモコンと比べるとボタンが少ないのですが、上部の液晶モニターにメニューが表示されるので、それを見ながらドーナツ型のボタンなどを使って上下左右に動かしながら操作をします。
最初ちょっと戸惑いますし、そもそもリモコンが苦手になってしまっている高齢者にはちょっと難しい気もしますが(認知症の初期症状がでていた私の母には無理だったと思います)、慣れればそれほど難しくはありません。
リビングのテーブルの上に3つも4つもリモコンがあるのがわずらわしい!という方にとってはこれ、とっても便利だろうなと思います。
あと面白いなと思ったのが、SwitchBotアプリで設定した自動化セットを、この学習リモコンに登録することができるところです。例えば私は、リビングのエアコンやテレビ、照明など全部をオフにする「リビング全部オフ」というセット(アプリ上では「シーン」という)を作っていますが、実際には使ったことほとんどありませんでした。
それもアプリ設定すれば、学習リモコンの液晶モニターに登録し、スマホアプリを立ち上げなくても簡単に実行できるようになるのです。
もし熱中症予防などのためにスマートリモコンが必要ということなら、この学習リモコンでは遠隔操作や自動化ができないため、「SwitchBotハブミニ」もしくは「SwitchBotハブ2」が必要ですが、それらと一緒にこの「学習リモコン」を購入することで、リモコンを1台にまとめてより便利に使うことができそうです。
詳細は公式サイトをご覧ください。近日アップデートによりさらに使える機能が増えるようです。
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