いつでも顔を見ながらコミュニケーション
「親がなかなか電話にでてくれず心配で」という話を聞きます。私もそうで、いつの頃からかスマホに電話をかけてもほとんど応答してくれなくなりました。
一緒にいる時に観察すると、どうやら着信時に表示される緑の応答ボタンをタップするアクションがうまくできず、何回かのトライの後で諦めていました。応答操作がよくわからないのに加え、指先の細かな動作が難しいようです。
もともとLINEでビデオ通話もしていたのですが、それもできなくなり、急ぎで伝えなくてはいけないことがあると、仕方なくネットワークカメラを使ったり、スマートスピーカーにメッセージを送ったりしていました。
Amazonの「Echo Show」シリーズでビデオ通話が簡単!
その課題解決のために導入したのが、Amazonのスマートディスプレイ「Echo Show 5」です。他にもう一回り大きな「Echo Show 8」や、「Echo Show 10」もあります。
もともとGoogle Nest製品でしたが、これに乗り換えた理由はただひとつ。
「親が応答アクションしなくてもビデオ通話が始まる」
Amazonのアレクサ端末には「呼びかけ」という機能があります。同じアカウントでログインしているEcho Showやスマホ、Fire タブレットで「呼びかけ」をすると、相手が「応答」ボタンをタップしなくてもビデオ通話が勝手に始まってしまうのです。
普通なら「許可なくビデオ通話が始まるのはどうよ」と思うところですが、親が「応答アクション」でつまづいてしまうのであれば、この仕様のほうが楽です。
Echo Showを、日中親が過ごしているテーブルの一角に置いておけば、いつでもビデオ通話が可能になり、顔を見ながらのコミュニケーションがスムーズに行えます。
自分側はスマホのAlexaアプリでビデオ通話可能
ビデオ通話にはEcho Showが2台必要と思っている人も多いですが、そんなことはありません。親側はEcho Showがベストですが、自分側はスマホのAlexaアプリで十分。
兄弟がいる人なら、それぞれのスマホにAlexaアプリを入れ、親用のAmazonアカウント情報を共有しておけば、同じように顔を見ながらのビデオ通話が可能です。
使い方のコツなど、この動画がわかりやすくておススメです。
認知症を悪化させないためにもコミュニケーションが大事
誰とも話さずに一人で過ごす時間が長ければ、認知症の症状が進んでしまうこともあるでしょう。うつ状態の時でも、家族と顔を見ながら話せれば少しは気もまぎれます。
また認知症が進行すると、何かに気をとられ、今していたことを忘れてしまうことがあります。電話で会話中に急にだまりこまれることが多かったのですが、ビデオ通話であれば、猫の相手をし始めたんだとか、ティッシュを探しているんだといったことがわかるので、こちらも別のことをやりながら過ごし、落ち着いた頃にまた話しかけるといったことができます(電話だとつい「ねえ、聞いてるの?」とか責め口調になりがち)。
私は毎朝、仕事前に10~15分ほどEcho Show経由で母と会話をしています。そしてそのまま、デイサービスのお迎えの準備へと導くようにしています。
Echo Showがない時には、電話に出てくれるかどうかもわからなければ、途中で急に電話を中断され、正直ちょっと面倒に感じることもありましたが、Echo Show導入後は、そんなストレスもなくなりました。
「もっと早く買っておけばよかった!」
一連のスマートホーム化の中で、何よりそう思った製品がEcho Showです。
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入門編
初級編
<目的からチェック>
- 急な発病・転倒など緊急事態を早期発見
- スケジュール管理・毎日の日課リマインド
- 熱中症を防ぐ/家電製品の消し忘れチェック
- いつでも顔を見ながらコミュニケーション
- 外出・帰宅を確認/遠方から来客対応する
- リモコンが苦手になっても「声」で家電や照明操作
<モノからチェック>
- まずは手軽&安価にネット環境を作る
- 見守りの「目」になるネットワークカメラ
- 家電遠隔・自動操作するスマートリモコン
- 高齢者アシスタントはスマートディスプレイ
- 転倒や異常事態を検知するためのセンサー
- スマートドアベルで遠く離れた場所で来客応対
実践編
- 「お薬は飲みましたか?」とスマートスピーカーがリマインド
- 親にスマートスピーカーをスムーズに使ってもらう工夫
- IFTTTを使ってスマートホーム製品からLINE通知させる
- スイッチのみの昔ながらの天井照明をスマート化する
- 実家インターネット環境を「格安SIM+SIMフリーWi-Fiルーター」で構築
- アースノーマット+スマートプラグで“蚊取線香レス”環境
製品レビュー
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