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実家スマートホーム化に初挑戦!まずはここから始めよう!

「親がまだ元気なので、今のうちに導入して慣れてもらおうかと」
「最初に設置するとしたら何がおススメ?」

そんな質問をよく受けます。

何から導入したらいいか、またどんな製品がおススメなのか。初導入を検討中の人のため、まずは優先度が高く親見守りに適した製品をご紹介します。

§ 価格は記事更新時点のものです/最新&正確な情報はご自身でご確認ください


INDEX

何から導入する?

親がまだ元気で、将来に備えての布石ということであれば、親に「これは便利!」とメリットを感じてもらいやすいものから始めましょう。

そうではなく「いつ脳梗塞おこして倒れるかもしれないんだから、安否確認のためカメラを」なんて言ったら、反発して拒否されるのがオチです。

おススメは「スマートリモコン」と「スマートディスプレイ(もしくはスマートスピーカー)」の同時導入。エアコンやテレビ、天井照明などをすべて「声で操作」できるようにするのです。

リモコンを探さなくていい、離れた場所や、手が離せない作業をしている最中でも、「アレクサ、エアコンつけて」というだけでエアコンが稼働するのは、実際経験してみると結構便利なもの。きっと親も気に入ってくれます。

そしてスマートディスプレイに馴染んでもらえれば、ビデオ通話もしやすくなりますし、スマートドアベルを追加して、玄関の来客応答をスマートディスプレイで行うなど、増強もしやすくなります。

SIMカードを挿入して使えるSIMフリーのWi-Fiルーター

実家にインターネット環境がない場合、まずはそれが最優先事項です。詳しくは別記事で書きますが、「IIJmio」など格安SIMサービスを契約し、それをSIMフリーのWi-Fiルーターに挿入すれば、簡単かつリーズナブルにWi-Fiインターネット環境を作ることができます。

SIMフリーのWi-Fiルーターで人気が高いのは、アイ・オー・データの「WN-CS300FR」。楽天モバイルを含む4キャリア対応で、私はドコモ回線の「NUROモバイル」で利用しています。

Amazonでの価格は12,800円。Amazonアウトレット(倉庫で梱包にキズができたものなど)ならもう少し安く買えます。

スマートリモコン「SwitchBotハブミニ」

これを導入することで、エアコン、テレビ、照明器具、音響器具など、赤外線リモコンで操作できる製品がすべて、離れた場所からでもスマホアプリで操作できるようになります。タイマー設定すれば、毎日一定時間にON/OFFでき、SwitchBotの温湿度計や人感センサーと連携させ「室温が28度を超えたらエアコン冷房をON」「30分間無人だったら暖房をOFFかつ通知をする」などの自動化設定も可能になります。

またスマートディスプレイ/スピーカーと連携することで、「OK Google、エアコンを消して」「アレクサ、電気をつけて」など、声だけで家電製品や照明器具を操作できます。

熱中症、消し忘れリスク、認知機能の低下によってリモコン操作が思うようにできなくなるなど、様々な課題を解決してくれる、見守りにとって本当にパワフルな製品。まずは自宅で試してみることもおススメします。

価格は4,429円で、「Echo Dot第4世代」とのセット「Echo Show 8」とのセットなどセット買いがお得です。

スマートディスプレイ「Echo Show5」「Echo Show8」

「Echo Show買ったけど、天気予報と音楽くらいしか使っていない」という人も多いですが、それじゃあまりにもったいない。使い方次第で本当に便利な“秘書役”になってくれる製品です。

親の見守り・生活サポート用なら、AmazonのAIアシスタント「アレクサ」が使える「Echo Show」シリーズがおススメです。

SwitchBotハブミニと連携させ、「アレクサ、エアコンをつけて」など、リモコンなしで家電製品操作できるようにしています。これは認知機能の低下でリモコンが苦手になってしまった人には、大きなストレス軽減になります。

またGoogleカレンダーに、デイケアやリハビリ、介護ヘルパーさん来訪の時間を登録して、直前に読み上げてもらう設定もいいでしょう。「食後の薬は飲みましたか?」とリマインドしてもらったり、「呼びかけ」機能を使ってビデオ通話にも使えます。

「Echo Show 5」の価格は8,980円。現在Amazonに在庫はなく、楽天市場で4,980円~とリーズナブルです。また一回り大きな「Echo Show 8」はAmazonで16,980円、楽天市場なら9,980円~となっています。

ネットワークカメラ「Ring Indoor Cam」他

ネットワークカメラは製品の数も多く、価格も3,000円台からとお手頃です。

生活空間を丸ごと映すカメラは、悪質な乗っ取りにあうと空き巣被害にもつながりかねないので、ホームセキュリティカメラなどを専門に手掛けてきているメーカーが安心かもしれません。ひとつは米国のArloで、ちょっと高いのですが「Arlo Essential」(13,300円)や、充電式で屋外にも設置できる「Arlo Pro 4」(28,164円)などがあります。

Amazonが買収したRingも、ホーム用セキュリティカメラやスマートドアベルを専門に開発しているメーカーです。ネットワークカメラは屋内用の「Ring Indoor Cam」(6,980円)と、充電式で屋外設置可能な「Ring Stick Up Cam Battery」(11,980円)です。どちらもアプリ機能が充実しており、夜間でも鮮やかに映し出してくれます。

もっと安価で買えるカメラでもいいでしょう。SwitchBot製のネットワークカメラなら、値段も安いので気軽にあちこちに設置でき、他のスマートホーム製品と同じアプリで利用できとても便利です。360度回転式ならTP-Linkのネットワークカメラも人気です。

Amazonで人気の「TP-Link Tapo C210/A」は5,090円、高機能な「Ring Indoor Cam」が6,980円。Ringのカメラは楽天市場のほうが安い時もありますので両方チェックしてみてください。

【新着】AmazonグループのRingから第二世代の「Ring Indoor Cam」が発売開始となりました(2023年6月)。バッテリー非内蔵ではありますが4,980円と価格もお手頃。アプリの使い勝手もいいのでおススメです。

安否確認に「SwitchBot人感センサー」

電池式なのでどこにでも置ける小さな人感センサーです。

トイレなど生活動線に設置しておけば安否確認になります。人を検知するたびスマホ通知くる設定にしておけば、いちいちネットワークカメラなど確認しなくても通知をチラ見するだけで安心できます。

またSwitchBotハブミニとの連携で、無人状態が10分以上続いたらテレビを自動的に消すなどの設定も可能ですし、窓辺に置いて不審者侵入を検知させるのもありでしょう。

Amazonで2,580円です。

熱中症予防に「SwitchBot温湿度計」

加齢で暑さを感じなくなる人も多いようです。結果、暑い夏の日でもエアコンを付けずに家の中で熱中症になってしまう高齢者が多いのですが、この温湿度計でそんな事故も防ぎやすくなります。

離れた場所からでも実家の室温がわかるので(SwitchBotハブミニが必要)、室温があがり危険な場合には、電話をかけてエアコンをつけるよう言ったり、遠隔操作でつけることもできます。

日中室温が30度を超えたら自動的にエアコンをつけるという自動化設定もできます。

コンパクトな「SwitchBot温湿度計」が1,980円、一回り大きくて見やすい「SwitchBot温湿度計プラス」が2,780円です。

玄関の開閉チェック「SwitchBot開閉センサー」

玄関の扉などの開閉を検知するだけでなく、人感センサーと照度センサーも搭載していて、価格は2,345円です。

デイサービスや病院に出かけた/帰ってきたことを確認でき、認知症が始まっている場合には、何も用事がないのに外出しようとしている状況を把握することもできます。エアコンやテレビなどを付けっ放しのまま外出してしまうことが多いようなら、SwitchBotハブミニとの連携で、外出時にそれらをまとめてオフにする設定も可能です。

Amazonで2,580円→2,345円です。

遠隔から来客応対「Ring Video Doorbell 4」「Google Nest Doorbell」

スマートドアベルが「一度使ったら手放せない」と今注目を集めています。Googleが2021年に「Google Nest Doorbell」を、Amazon Japanでは2022年から「Ring Video Doorbell4」の販売を開始しました。

強力両面テープで貼り付けるだけなので設置も簡単で、充電式かつWi-Fi接続なので配線工事も不要です。来客が近付いてきた段階でスマホや連携させているスマートスピーカー/ディスプレイに通知がきて、そのままスマホやスマートディスプレイで相手の顔を見ながらのトークができます。

親が足腰弱ったり寝ている時間が長いなどで玄関にすぐ出ていくのが難しくなっている時も、これがあれば遠隔で応対できますし、デイサービスの送迎の人などとも会話を交わすことができます。

「Ring Video Doorbell 4」はAmazonで23,980円、楽天市場では18,980円~で買えます。「Echo Show 8」とセットで買うとさらにお得です。

いざという時に遠隔開錠できるスマートロック「セサミ」「SwitchBotロック」

「親が家の中で倒れているようだけど、カギがかかっているので近所の人に様子を見てもらうこともできない」ということもあります。

このスマートロックは、既存のカギの内側のつまみ(サムターン)にかぶせる形で両面テープで貼り付けて使います。そしてWi-Fiでインターネットに接続し、スマホから操作をするとサムターンを物理的に回転して、カギを開け閉めしてくれます。

スマホ操作をしなくても、今まで通り穴に差し込むタイプのカギと内側のつまみで今まで通りに開閉できますので、親を戸惑わせることもなく安心です。

「セサミ5」は本体9,800円・WiFiモジュール2,980円、「SwitchBotスマートロック」はAmazonで11,980円です(2023年10月時点/公式サイト定価ベース)。

緊急時に押して外部に助けを呼ぶ「SINGCALL緊急連絡ベル」

Wi-Fi経由でインターネット接続され、押すと遠く離れた場所にいる人のスマホに通知が届く緊急SOSボタンです。

ネットワークカメラやセンサーがあっても、異常事態にすぐ気付けるわけではありません。急に腰が痛くなり起き上がれなくなってしまった。発熱で寝込んでしまい、近くにスマホもない。急に胸が苦しくなって・・・などの緊急事態に、これを首から提げたりポケットに入れておけば外に助けを呼ぶことができます。

Amazonでの価格は2,564円です。

注:記事内に記載の価格は、2023年1月8日時点のものです。

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