画像(実家)
最新ITを活用して、高齢の親を遠方から見守り&サポートしちゃおう!

見守りテック情報館

トップページ > 実践編
広告を利用しています/紹介製品の価格・スペックは記事作成時点のものです

一戸建ての火災報知器は「連動型」が安心

ストーブの利用が増え、空気の乾燥もあって火災が発生しやすい季節。
比較的住宅が密集しているエリアだと、近隣で発生した火で延焼してしまうなんてこともあるでしょう。

「うちの親は、寝ているとリビングで電話が鳴っても気付かない」
「台所の火災報知器が鳴っても二階の寝室にいたら逃げそびれるかも」

そんな懸念から、「スマート火災報知器」のようなものがないかと問合せしてきた方がいます。確かにキッチンで警報が鳴っても寝室で寝ている本人が気付かないのでは、火災報知器を設置する意味が薄れてしまうかもしれません。

でもだからといって、離れて暮らす家族に通知がいくスマート火災報知器なのかというと、そうではない気がします。火元にもよりますが、停電でインターネットが遮断してしまう可能性はありますし、通知を見落とすかもしれません。さらにすぐ逃げるよう電話をしたとして、その電話に気付いてくれるでしょうか。

やはり、火災報知器の警報で必ず本人が起きて気付けるようにしなくてはいけません。

火災報知器は台所一か所だけでなく寝室や階段にも

現在、消防法で住宅用火災報知器の設置が義務付けられていますが、古い家だとまったく取り付けられていなかったり、また台所だけという家も多いかもしれません。実際に義務付けられているのは

「寝室と階段」

です。何階建てかや、寝室がどこにあるかによっても取付場所は変わってきますので、一度確認してみてください。

●パナソニック「住宅用火災警報器 取り付け場所早見表」

台所も火災リスクがあります。とくに高齢者の場合、料理の途中で来客や電話があり、それで揚げ物の最中だったことをすっかり忘れて・・・なんてことがないとは限りません。特に認知症が始まりかけている時などは危険です。

また耳が遠くなってきている人もいるでしょう。

そこでぜひ検討したいのが、「連動型」と呼ばれるモデルです。台所で火事が発生したら、それを検知した台所の火災報知器だけが警報音をだすのではなく、火災報知器同士がネットワークでつながっていて、他の部屋の火災報知器も警報音をだしてくれるというものです。

最新モデルだと、さらに「どの部屋で火災が発生したのか」もお知らせしてくれます。これなら冒頭の相談者のように、「二階の寝室で寝ていたら気付かないのでは」という心配はなくなります。

「耳が本当に遠いからどうだろう」

という方の場合には、聴覚障碍者用の火災報知器補助具が利用できると思います。光や文字で知らせたり、就寝中は振動で通知してくれるものもあるようです。

そして消火器の設置も忘れずに。

年をとって「うっかり」が増えてしまうのは仕方がないこと。火事が心配だから、ガスをやめてIHにと説得するも、なかなか親が聞いてくれないと嘆いている方もいるかもしれません。IH化も大事ですが、あまりそれだけにとらわれず、打てる手をもっと考えて、すぐ実行できることからどんどん導入していきましょう。

新着記事

入門編

初級編

<目的からチェック>

<モノからチェック>

実践編

製品レビュー

親の見守りに役立つ製品・サービスを実際に使ってレビューしています。

見守りサービス

ホームセキュリティ会社のサービスや置き換え型見守り家電などのご紹介です。

お知らせ

ITを活用した高齢者の見守りや、スマートホーム製品に関するニュースや、当サイトのお知らせはこちらです。

運営者ノート

どうしたらよりスマートな見守りができるか試行錯誤する日々の記録や情報収集したことをまとめています。

関連リンク

スマートホームや見守り&介護についてもっと調べたい方のためのお役立ちサイト・記事一覧です。