「モップ洗いまで全自動」の超手間なしハイエンドお掃除ロボット「SwitchBot S10」
よく聞かれる質問に、こんなものがあります。
「親は元気なんだけど、早めに実家に導入しておくといいもの何があるでしょう?」
プレゼントなどの形で実家に導入して親に使ってもらっておくと、近い将来、親の見守りやサポートが必要になった時に役立つもの候補です。
「スマートディスプレイ」や「スマートリモコン」などとともに
「ロボット掃除機」
もきっと、親に喜んでもらえ、かつ将来身体がちょっと不自由になってきた時に重宝する製品だと思います。
今回、ゴミの吸い上げだけでなく「水拭き」までやってくれ、かつモップ洗いも全部お任せできる全自動で手間要らずのお掃除ロボット「SwitchBot S10」をご提供いただいたので、そのハイエンドな機能と性能をご紹介します。
加齢で掃除が負担になった時の備え
「掃除する手間を省きたい」
「家事タイムを短縮して別のことがしたい」
そんな目的でロボット掃除機を導入する人も多いかと思いますが、歳をとって体力や筋力が落ちてくると、それまでとは違う課題も発生します。ちょっとした家事も体力的に「しんどい」と感じるようになってくるのです。たとえば掃除機を別の部屋に運ぶだけで腕や腰が痛くなってしまうのです。
「ロボット掃除機なんて要らない、普通の掃除機で十分」
何年も前、私がロボット掃除機のプレゼントを打診した時、まだ70代前半で特に大きな病気もなかった両親はそう言いました。でも実際使い始めたら、床の猫の毛も目立たなくなり気に入ってくれました。
そして足の悪い母親が一人暮らしとなり、その生活サポートのため私が頻繁に帰省するようになった時には、何日分もの食事をまとめて作っている間に部屋掃除をロボット任せにすることができ、私自身が助けられました。
「床が散らかってて無理」の発想を転換
ロボット掃除機の導入に関しては、こんな声も聞こえてきます。
「床にモノが散らかっていてそもそも無理」
確かに床にモノが散乱している状態だと、ロボット掃除機がそれらを吸い込んでしまったり、ケーブルを巻き込んで停止してしまったりします。
でも考えてみてください。
高齢者が暮らす家で、床にいろいろなモノやケーブルが散らかっている状態が、
どれだけ危険か。
骨がもろくなり反射神経も衰えた高齢者は、たった一回の転倒で骨折して寝たきりになってしまうことだってあります。ロボット掃除機があろうとなかろうと、その状況は改善しなくてはいけないのです。
家電製品のケーブルが床を這うことがないよう配置を工夫したり、延長ケーブルをしっかり壁際に固定するなどすべきでしょう。またモノを減らして置き場もわかりやすくし、暮らしやすい環境を作っていくことが重要になります。
ロボット掃除機の導入で、「高齢者にとって安全で快適な環境づくり」が実現するメリットもある──そんな風に発想を転換してみてはいかがでしょうか。
私の実家でも実際、ロボット掃除機を動かすことで、母親が編み物の毛糸を床に転がしておくことがなくなりました。ロボット掃除機に吸い込まれると大変なことになるからです。
「SwitchBot S10」はここがスゴイ!
ちょっと前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
SwitchBotは、私も愛用しているスマートホーム製品メーカーで、スマートリモコンはじめ、高齢親見守りにも役立つ製品を多数開発・販売しています。
中でも今人気急上昇なのが、ロボット掃除機です。
今年5月に発売開始となった最新モデル「SwitchBot お掃除ロボット S10」は、
「ロボット掃除機の常識を再定義」
ということで、「全自動」を徹底追及した画期的なお掃除ロボットになっています。
これを見て「水交換ステーション???」と首を傾げた方もいるでしょう。
特徴はざっくりこんな感じ。
- ゴミの吸い込みと同時に水拭きも一緒に行う
- 水拭きしながらモップ洗浄も同時進行するので清潔
- 水拭きモップのための給水・排水も全自動で手間なし
- AIカメラで賢いマッピング&効率的なお掃除
- ゴミも自動吸い上げで90日間何もしなくてOK
特に画期的なのが
「給水から排水まで全自動を実現」
というところなんです。
水拭きのためのモップ洗いも不要
これが「S10」の裏面。
水拭きロボット掃除機は、モップ役の部分が平面になっているものとロール式のものがありますが、こちらは後者。くるくる回りながら拭き掃除をしてくれます。
- 進行方向と逆回転して圧力をかけながら汚れをごしごし拭き取る
- ローラーの上側(本体内)でモップ洗浄を同時進行
手作業で拭き掃除をする場合、途中で何度もモップやぞうきんを洗う必要がありますし、汚れがひどい所の後はしっかり洗わないと、逆に汚れを広げてしまいます。
この「S10」は、本体内に隠れた上半分にモップ自体を洗浄する機構が組み込まれていて、ローラーの下半分で床を拭き掃除しながら、本体内に格納されたな水を使って常にモップ洗浄を行ってくれるんです。
そして「水交換ステーション」も画期的です。
これ何かというと、「S10」にきれいな水を供給し、汚れた水を回収するミッションを担う「バケツ」的存在。それを洗濯機や食洗器などから配管を分岐させることで、水をタンクに汲んだり、排水を定期的に流し捨てるといった手間すらも不要にしてくれるのです。
その初期設置も難しくはありません。水道まわりの規格は共通なので、付属のホースや金具を使えば、誰でも簡単に洗濯機の給水ホースや排水ホース部分を分岐させ「水交換ステーション」を取付ることができます。またコンパクトサイズなので、洗濯機前などに置いても邪魔にはなりません。
「間取り的に洗濯機の近くには設置難しい」
という場合には、別売りの「外付け水タンク」を使うこともできます。これは、2.5Lの給水タンクと2Lの汚水タンクをセットして、水交換ステーションとドッキングして使うもので、私は今それを使っています。
掃除が終わると(あるいは家全体の掃除の場合は掃除途中でも)、「S10」がここに戻ってきて、モップのディープクリーニングや、注水・排水を行います。
拭き掃除の後、排水タンクを覗くと溜まっていました。
ちょっと前に大掃除したばかりだったので水は大して汚れていませんが、プレス発表会ではわざとコーラーをこぼした床を掃除させ、本体の排水タンクの中にコーラーが溜まっていく様子を確認することができました。
5.高性能のマッピング&AIカメラで賢く動く
「S10」は、その賢さも半端ないレベルです。
使い始めには、まずマッピングを行います。これは部屋の形や家具などの配置、そして家全体の間取りを事前に把握して、効率的に掃除を進めたり、指定した部屋だけをピンポイントに掃除させられるようにするというもの。
前面にはAIカメラを搭載。
マッピングの際にも実際のお掃除の際にも、その「目」を使って空間を把握したり、障害物を認識して回避します。
実際、マッピングをする「S10」を追いかけてみると、まるで生きているかのように廊下も真ん中をまっすぐスイスイ進み、狭い家具の隙間や、テーブルの脚なども、ほとんどぶつかることなくすり抜けていきます。
本番のお掃除も、動きに無駄がありません。
これは実際に掃除をしながら動いた軌跡がアプリ上に記録されているものですが、細かく折り返しながら漏れなく床を隅々まで掃除してくれていることがわかるでしょう。リビング下半分に隙間が多いのは、そこに今折りたたみベッドを置いているためです。ベッド下も可能な限り掃除してくれています。
暗いところではライトもつきます。
ゴミ捨ては3カ月に1度でOK
水拭きの全自動について説明しましたが、「S10」が吸い上げてくれる埃やゴミも、自動で回収されます。充電器を兼ねた「ゴミ収集ステーション」のタワーの中に格納された紙パックは4Lの大容量。掃除をする頻度や部屋の広さにもよりますが、公式サイトには「ゴミ捨ては90日に一度」と書かれています。
我が家は猫がいて、その毛が家中に散乱するため、ゴミ収集ステーションのないお掃除ロボットだと、割とすぐに一杯になってしまいますが、これならアプリが交換を指示してきた時だけ交換すればOK。
高齢の親が住む実家で使う場合でも、2~3カ月に一度で済むなら手間要らずでしょう。
他にもスゴイ機能がいろいろ
詳細は公式サイトを見ていただけたらと思いますが、他にもスゴイ機能が目白押し。
アプリでは、マッピングして作成した間取りに、進入禁止エリアの設定をしたり、部屋を分割して名前を付けることもできます。
毎日時間を決めての掃除をスケジュールする場合、どの部屋をどんな順序で掃除するかも指定できます。家全体を掃除するのは一日おきで、残りの日はリビングと台所だけということなら、家全体を対象としたスケジュールと部屋指定したスケジュールの2本立てにすればいいでしょう。拭き掃除は一日おきでという設定も可能です。
カーペットやラグなどを敷いた場所の対処方法など、痒いところに手が届くような細やかな設定もできます。
+ + +
高齢の親だけではありません。その子供世代の私たちも遠くない将来、体力筋力の衰えで掃除や他の家事が大変になったり、あるいは病気やけがで一時的に身体の自由がきかなくなることもあります。
私自身、頚椎の手術を受けて退院したばかりで、重たいものを持ち上げたり、下方向を向いた姿勢での作業が少々つらい状況です。なので今このお掃除ロボットがあることで、とても助かっていますし、床の水拭き掃除もしてくれるので、スリッパなしでどの部屋も裸足で歩け、手術後の安全にもつながっています。
SwitchBotのお掃除ロボット「S10」は、加湿器に給水してくれるなど、掃除機にとどまらない機能も持っており、今後のアップデートによってさらにそうしたプラスアルファの機能を増やしてくれるのかもしれません。
興味ある方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
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入門編
初級編
<目的からチェック>
- 急な発病・転倒など緊急事態を早期発見
- スケジュール管理・毎日の日課リマインド
- 熱中症を防ぐ/家電製品の消し忘れチェック
- いつでも顔を見ながらコミュニケーション
- 外出・帰宅を確認/遠方から来客対応する
- リモコンが苦手になっても「声」で家電や照明操作
<モノからチェック>
- まずは手軽&安価にネット環境を作る
- 見守りの「目」になるネットワークカメラ
- 家電遠隔・自動操作するスマートリモコン
- 高齢者アシスタントはスマートディスプレイ
- 転倒や異常事態を検知するためのセンサー
- スマートドアベルで遠く離れた場所で来客応対
実践編
- 「お薬は飲みましたか?」とスマートスピーカーがリマインド
- 親にスマートスピーカーをスムーズに使ってもらう工夫
- IFTTTを使ってスマートホーム製品からLINE通知させる
- スイッチのみの昔ながらの天井照明をスマート化する
- 実家インターネット環境を「格安SIM+SIMフリーWi-Fiルーター」で構築
- アースノーマット+スマートプラグで“蚊取線香レス”環境
製品レビュー
親の見守りに役立つ製品・サービスを実際に使ってレビューしています。
見守りサービス
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お知らせ
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