センサー設置で安否確認「Switchbot人感センサー」
離れて暮らす安否確認をどう行えばいいのか──悩んでいる方は多いと思います。
見守りカメラを設置しても、四六時中それをチェックしているわけではありません。仕事が多忙な時などつい長時間見そびれてしまい、そんな時に限って親の転倒などハプニングが起きたりもするのです。
そんな時には、見守りカメラの補助役となる「人感センサー」を設置することをおススメします。
安価に買えるSwitchbot人感センサー
一連のSwitchbot製品の中でも、この人感センサーは比較的安価で購入できます。使い道もいろいろなので、セール時などにまとめ買いしておいてもいいでしょう。
サイズは5.4cm四方・厚み2.94cmと小さく、棚の上や階段の隅などにこのままちょこんと置いても邪魔になりませんし、同梱されている円錐型の台座を差し込めば壁や天井などに貼ることもできます(台座押し込みはちょっと力必要)。台座にはマグネットも内蔵されており、電化製品の側面に貼り付けることもできます。
トイレや洗面所など毎日必ず使う場所に設置
安否確認目的での導入なら、トイレや洗面所など、毎日の生活の中で必ず何回か使う場所に設置しましょう。
私の実家では、トイレ奥の棚に置いています。
ネットワークカメラは、どうしても猫にも反応して自動録画してしまうので、録画映像の数だけ見て「問題なく生活しているな」と判断することはできません。
過去、忙しくてつい映像の数だけ見て「母は無事生活しているな」と思い込んでしまったら、実はベッドから落ちて立ち上がれなくなり、半日以上床でうつ伏せになっていたということがありました。ネットワークカメラの動体検知録画は全部猫だったのです。
トイレの棚は人の胸の高さの場所。仮にトイレの入り口を猫が歩き回ったとしても検知はせず、母が出入りした時だけ反応します。
感知するとスマホアプリが通知してくれる
Switchbotアプリの設定で、この人感センサーが動きを感知すると、アプリで通知が出るようにしています。その際には小さな音も鳴り、通知はロック画面にも表示されます。朝起きれば最初にトイレに向かうので、朝起きた時にはその通知時間を見て母が何時に起きたかを知ります。
その後もトイレに入る度通知が届くので、仮に半日まったくないと「あれ?」となります。
アプリには履歴がでますので、それを確認すれば最後にトイレ入ったのが何時かわかるでしょう。通常より長くトイレに行っていないようであれば、ネットワークカメラの確認です。
Switchbotハブミニなどと組み合わせ不在時のスイッチオフに
Swichbot人感センサーは、感知したことを知らせてくれるだけではありません。
「誰かが動いた」ということを感知すると、それをトリガーに他の製品を操作することもできます。
たとえば、リビングの入り口に人感センサーを設置し、それが人を感知したら空気清浄機を稼働開始するなどです。
高齢者宅の場合、リビングのエアコンやこたつ、照明を付けっ放しのまま外出しちゃったり、寝室に向かってしまったりということもあるでしょう。場合によっては家じゅうのエアコンがついたままで、さらにIH調理家電を動かすとブレーカーが落ちてしまうことも。
そんな時には、「感知しなくなって15分経ったらエアコンを消す」という設定も可能です。
特にこたつや電気ストーブなどは、付けっ放しだと危険なこともあります。
リモコンはない製品が多いかと思いますが、スマートプラグと組み合わせればオフにすることは可能です。
【追記】SwitchBotスマートプラグはじめ、ほとんどのスマートプラグは電気ストーブなど発熱する家電製品への利用はリスクがあるため非推奨となっています
人感センサー&スマートプラグを、「感知したらすぐオン、感知しなくなったら15分でオフ」というように設定しておけば、再び部屋に戻ってきた時にも困りません。
課題は「長時間の感知がない時」の通知
ちなみに「動体が検出されない」場合の時間設定は1分から30分まで。30分に設定すれば、最後に動体検出された後30分が経過すると、設定していたアクションを実行します。
ここでひとつ課題があります。
例えば私の場合、母がトイレに入るごとにSwitchbotアプリから通知がくるようになっていますが、逆に「母が4時間トイレに一度も入らない時」にも特別な通知が欲しいのです。
ただ現状のアプリでは最大30分までしか設定できません。
他の方法で30分を超える「検出なし」トリガーの設定ができないかなと思ったのですが、IFTTTでもSwitchbotアプリと同じ時間設定だけでした。
方法は何かあると思うので、もう少し考えてみると同時に、Switchbotにもリクエストをしてみたいと思います。
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