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指紋認証やナンバー、カードでも開閉できる「SwitchBotスマートロック」

スマートロックは、物理的なカギがなくてもスマホアプリを使って玄関のカギを施錠・解錠できる製品です。鍵部分や玄関ドアを丸ごと交換する以外に、上の写真のように玄関ドアも鍵もそのままで、「スマートロックを内側のつまみ(サムターン)上に両面テープで貼り付ける」後付けタイプの製品もあります。

一人暮らしの親が家の中で倒れてしまったり、何らかの理由で動けなくなって外部からの助けが必要な時、これが取り付けられていれば遠隔で玄関ドアのカギを開けて、近所の人や介護事業者のスタッフなどに家の中に入ってもらい、助けてもらうことができます。私の実家でも、転倒して起き上がれなくなった母を、近所に住む知人や派遣ヘルパーの方に助けてもらったりしました。

もともと「セサミ4」を使っていましたが、途中でレビュー用に製品を提供してもらったこともあり、「SwitchBotスマートロック」に乗り換えました。スマートリモコンや人感センサーなど、大半の見守りテック製品をSwitchBotで揃えているので、カギも同じスマホアプリで操作できるようになって楽になりました。

設置は簡単。強力両面テープで、玄関ドア内側のカギのつまみの上に貼り付けるだけ。

ドアとカギのつまみ部分の高さの差に応じて、小さなネジで台座をスライドさせることができるようになっています

つまみを挟み込む部分も、幅に応じて変えられるよう3つが同梱されていました。

私の実家のドアはアルミサッシ部分とガラス部分があり、そのままだとアルミサッシ部分にしか両面テープで貼り付けることができず強度が弱くなってしまうので、間に白いもの(本来は窓の防犯開閉センサー)を挟んで平らにしてみました。

SwitchBotスマホアプリの「SwitchBotロック(名前は変えられる)」の右上の〇をタップすれば、解錠施錠できますし、詳細画面を開けばいろいろな設定も可能になります。

例えばこれは通知の設定画面です。

スマホアプリからではなく、差し込んで回す物理的なカギや、ドア内側のつまみを手動で開けたり閉めたりしても通知がくるように設定できます。留守の時なら防犯にもなります。

またドアが開けっぱなしのまま一定時間が過ぎると通知がくる設定にもできます。

SwitchBotスマートロックでうれしいのは、オプションを購入すると、暗証番号や指紋認証での開け閉めも可能になることです。

上の写真の右側にある黒いものが、指紋認証機能付きのキーパッドです。あらかじめスマホアプリで登録しておいた番号を押すと開閉ができますし、下部の指紋認証パッドに登録しておいた指を押し当てればそれでも開閉できます。

これらを導入すると、専用のカードをかざしてカギを開けることもできるようになります。

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「スマートロックを導入してしまうと、親がカギの開け閉めができなくなるのでは」

と心配される方もいますが、そんなことはありません。まず外側は今まで通り、物理的なカギを差し込んで90度ひねって解錠・施錠する方法です。スマホがないと開け閉めできなくなるということはありません。

また内側も、写真を見てもらうとわかるように、SwitchBotスマートロック自体につまみがついていて、それを90度ひねれば開け閉めができます。元々のカギより大きくなって、むしろ開け閉めしやすくなるかもしれません。

手動で開け閉めした履歴もスマホアプリから確認することができ、帰宅確認や、カギの閉め忘れチェックなどもできます。夜、親がカギを閉め忘れて寝てしまうことが多いということであれば、開けっ放しの時にはスマホアプリに通知がくる設定にして、遠隔で閉めることもでき、防犯にもなります。

実際に使ってみると本当に便利ですし、いざという時にカギを持っている家族が遠方から駆け付ける前に、より近い場所にいる人に家の中に入って状況確認したり、場合によっては救急要請してもらうことなどもできるので安心です。

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